「ここって、まだ中間だよな。暗くなって来たから、頂上行くの、また今度にしようぜ」 怜奈を降ろして、ベンチに二人で座った。 「そだね。もっと暗くなったら、お化け出そうだもん」 「ウケルし。本当にガキ。 そーだ。何してもらおうかな?」 「えっ今?」 「あったりまえじゃん」 「だって、お店も何もないじゃん。 おごれないよ」 いや。おごるって・・・・・。