はい、マジ楽しいです。
美里様、感謝です。
が、美里が突然ハルの話題を切り出した。
軽くジャブ入りました。
美里、頼むよ。
怜奈は、俺とハルが仲良いからなのか、俺にはハルの事は何も聞いてこない。
聞かれても困るけど。
怜奈の様子を見るチャンスだ。
と、思った俺が甘かった。
話に着いてきてない。
こいつ、男と女が何をする生き物なのか、知らないなんて事、無いよな。
いや、怜奈ならありえすぎで、怖いぞ。
仮に俺が何も知らない怜奈抱いて、内緒な。なんて言ったら、小さい子供にいたずらする変質者と俺、変わんないじゃん。
こいつ、今までよく生きてきたな。
そんな心配をよそに、美里が俺に絡んできた。
やばい。俺の気持ち、やっぱりばれてましたか。
こうなりゃ、逃げるが勝ち。
帰ろう。
