大切なお守りを握ったまま 一人部室で泣いていました きっと試合のことだけじゃ ありません キミとタツのことだけでも ありません キミと僕とのこと ずっと昔から今日までのこと 考えるほどに辛くて 情けなくて 悔しくて すべてが思い通りになんて なるわけもないのに 現実の厳しさを 知らなかった僕らは いくつもの願いを 抱えていました どんな願いも 努力無くは叶わないのに 何度も何度も 無垢に願って 期待して 叶った時には そのありがたみを 忘れてしまうのです