僕はとっさに 下を向き顔を隠しました キミとタツは 少しふざけながら手を繋ぎ 自分たちの前にある 鈴を二人で鳴らします キミの願いが どんなことかだなんて 考える方が 苦しくて 僕は自分の願い事を 必死に考えていました キミが毎年 僕と縁日に出掛けるたびに 言ったこと それを忘れてなかったから とても 悩んだのです 「願い事はひとつだけ! じゃないと、叶わんから」