戦国の世で  風林火山と共に

紅葉の視線の先から

壱斗さんがやってきた。


相変わらず

場が和むような空気をつれて。



壱斗さんの足が止まるのを見計らい

紅葉が声をあげる。


「壱斗さんのご到着や!

礼!!」


「おはようございます!!」


紅葉の声に

並んだ全員が頭を下げる。


俺もあわててそれにあわせる。