お家に帰ってから


お風呂上がりにドラマ見てから
アイロンがけをした



ちょうどワイシャツにアイロンをかけていると




お風呂から上がったお兄ちゃんがリビングに入って来て



「あ。いいよ、姫
自分でやるから」



ソファーに座り、
水を飲みながら言った


私は手を止めずに


「いいよ。ついでだから」


素っ気なく返したけど


ついでも何も私の物はハンカチ3枚だけで


どう見ても お兄ちゃんの物メインなアイロンがけなんだけど



お兄ちゃんは優しく笑って


「それは、
ありがとうございます」



アイロンがけは苦手で嫌いなんだけど


朝、お兄ちゃんのスーツ姿を見て


私がアイロンをかけたワイシャツにお兄ちゃんが袖を通してる



そう思うのは妙な優越感をもたらしている



早い話が奥さん気分になるんだ



私ってバカだなぁ~


カァァァ……と一気に頬が熱くなってガシガシ手を動かした