「ほんごーしぇんせいが…
勝手に言ってるんですよ」
そう言ってテーブルを見ると
いつの間にか二杯目のカルアミルクがあって
……甘くて好きなんだよね
私はゴクリとカルアミルクを飲んだ
「もしかして本郷先生とお付き合いを?」
「してませんよ。
ほんごーしぇんせいは…お兄ちゃんのお友達で」
「お兄さんいるんですか?」
「はい。お兄ちゃんがぁ私を~姫なんて呼ぶからぁ」
「ハハッ。
妹を姫!相当なシスコンだ」
「そぉでしょう?
困っちゃうんですよ」
お兄ちゃんが優しいから
私はどんどん好きになる
本当に本当に困っちゃうんだよ
「松雪さん」
「はい?」
「好きです」
ふわふわ とろん な目で雅哉さんを見ると
「好きです。
付き合ってください」
穏やかな優しい目をして
私を真っ直ぐ見つめてた



