お気に入りの場所で

歩かへん?何て言いながら、先に行ってしまった

慌てて私も追いかけた

「晋弥さん~待って!早いよ~!」

『ん?』振り返った

「晋弥さんてば、早いです…」

言いながら、やっと追い付いた…


『ごめん、ごめん、つい波打ち際まで行きたくて早足になってたわ』

「もう!」