電波ヒーロー



ドキドキしながら玄関に向かい、覗き穴を見て固まった。




見えたのは、全身真っ黒の人。なんとなくオーラが普通の人じゃない。

…不気味すぎる。


用心してチェーンをつけ、ガチャリと音を立てて、ドアを開けた。




「…どちらさまでしょう?」


まぁ、なんとなく予想はついていますけど。




「えっと、今日隣に引っ越してきた秋月(アキヅキ)と申します。」

「…はぁ。」