「…ていうか、これって好きみたいじゃんー…」 朝から気付いたら伶さんのことを考えて、心臓がどきどきしたりして。 …青春真っ只中の、恋する乙女みたいなんですけど。 「…ありえない。」 昨日、いくら綺麗でカッコイイ顔を見たからといって、好きになるって、それじゃあまるで面食いじゃない。 ありえない、そんなの。 …たしかに顔はかっこいいけどさ。