「…酢豚食べたい…。」 朝早い電車に乗り、通勤ラッシュの時間にかぶらないようにして通勤している私は、基本的に1番乗り。 そのため、独り言を言っていても誰にもつっこまれない。 「…酢豚…にしようかな…「何が」 「…夕飯。」 「朝だと反応激ニブだね、相変わらず。」 私にツッコミをいれたあと、はぁ、と盛大にため息をついてきたのは、友達の茉莉(マリ)だった。