「…はい」 「……、」 「?、どうかしまし……」 がちゃっと、すぐに開いたドアから、秋月さんが顔をのぞかせた。 …上半身裸で。 お風呂あがりなのか、髪が濡れていて、首にタオルを巻いていた。 …初めて、ニット帽もメガネもしていない秋月さんを見て、おまけに上半身裸で、顔の熱が上昇してきた。 心臓がさっきよりばくばくと激しく脈をうっている。 秋月さんは、私の固まり様を不思議な顔をして見た後、自分の格好を見て、固まった。