時計を確認しながら、再び漬物を持って立ち上がって家を出た。 『ピンポーン』 静かな空間に響くチャイムの音に、なぜだかドキドキしている自分がいた。 いてほしいような、いてほしくないような、なんとも言えない不思議な気分だった。