電波ヒーロー



「…まぁ、いいけど。ところで、あの露天風呂、すごく近くにない?」


伶から視線をずらし、窓の外に見える、屋根付きの露天風呂を指差した。

部屋毎に区切られている空間のようで、竹で出来た塀みたいなものが窓から見える景色を区切っていた。




「そりゃー、俺だって風呂くらい入りたいし。露天風呂付きの部屋にしたの。」

「へぇー。 …はっ!?」

「反応遅っ」

「な、な…こ、ここいくらしたの!?」

「大丈夫大丈夫、」

「何がっ」