「…どうしよ…。」


迷いつつ、嘘をついたところで隣同士なんだから帰ってきたことくらい音でバレてしまうことに気付き、正直に帰ってくる時間を告げた。


…せっかく届けてくれるって言ってるのに、嘘ついたりしたら伶さんに失礼だし。

気まずいのなんて、お互い様だよね。


というか、初めて伶さんにメールの返事をした。

…もしかして、ねらってた?




そんなことを考えつつ、仕事に行くために手だけが準備を進めるために動いていた。


…今日もいつも通り余裕だな。