「めっちゃ、ハズいンやけど…」


ドアを開ける瞬間、美稀は口にした。


「まぁええヤン!」


そして、ドアを開けた瞬間、英語の先生がいた。


「えっ美稀チャンとたっチャン……」


先生は困った顔をしている。美稀はその顔がおもしろくて、笑った。


「先生ェ俺ら、付き合ってン!!」


「イイなァ〜若いって!しかも、たっチャン、せこいわァ」

と言い、先生は消えて行った。


教室に入ったら、まだ誰も来ていなくて、美稀と竜生はもちろん、横に座った。


美稀は幸せ。