イケメン霊感転校生とナツの恋

「まぁ、いいさ」


ブルーはちょっと照れたように、
目を逸らす。


「そだ、前に言ってた、
 ァタシがこの街を出るって、
 どういうこと?」


「ああ、
 そういう感じがしたんだけど……」


――例の霊感とか、死者のざわめきとか?


ァタシは、
ブルーの言うことを信じたわけじゃないけど、
ちょっと不安になる。


突然、ブルーは立ち止まった。