イケメン霊感転校生とナツの恋

「なんか、
 エライ人が乗ってきたっていう?」


そういえば、子供の頃に
聞いたことがある。


「そう。
 龍はその神様に仕えてたんだ」


ァタシはブルーが
何を言おうとしてるかわからず、
ブルーを見た。


ブルーは少し肩をすくめる。


「あの穴で、龍を見ただろ?」


「龍?」


不意にあの時の龍の青白い姿が目に浮かぶ。