今、私はリムジンに乗り私立レタルア女子高等学校に向かっている。 「だいたいお嬢様は毎朝毎朝お目覚めが悪すぎです!」 「あは~… そんな佐伯ってば、そんな怒んないでよ~」 「毎朝起こしに行く私の気持ちもお考えになって下さい!!!」 「はーい」 この人はうちで雇っているメイドさん。 小さい頃から一緒にいて私が唯一心許せる人