「……んっ…」 何度も重ねられる唇に上手く息が出来ない…。 私は、苦しくて先生の手を強く握りしめた。 「なんか、久しぶりだよな…こんな風にキスするの。」 先生は呼吸一つ乱れずに話す。 私にはそれが出来なくて、息が荒くなっちゃうよ…。 「そう…でしたっけ…?」 「そうじゃん。修学旅行前の和丘が何となく元気ない頃から、してないし…。」 そう言われれば、そっか…。 「今日は久々なのに、時間制限があるもんな…。」 先生は残念そうな顔をしながら、少し口を尖らせる。