「強制終了!?まあ、仕方ないか…。俺もこれから部活に出ないといけないし…。」



残念そうに腕時計を見る先生。


そんなに気にしてるのかなあ……並木君のこと。



何気ない会話をしただけだから、特別仲が良いってわけじゃないよ?



今日初めて知り合ったばっかりだし。


それに……





「私が好きなのは先生だけなんですから、他の誰かを好きになるとか……考えられません。なので、安心して下さい…ね?」



先生に腰を屈めてもらい、耳元に小さな声で囁いた。


言ってる自分は、めちゃくちゃ恥ずかしかったけど、私が思ってること…



素直に伝えることも、時には必要だよね…。