先生にキス〈3〉

「それって、俺のこと?」


もう…!!


私に何を言わせたいの?この先生は!!



意地悪にも限度ってものがあるんですからね!


「…多分、そうだと思います。」





「多分?他に誰かいるなら、言ってみろよ。」



耳元で囁く声は挑発的で、ドキドキさせる。



「えっと……」



…そんな人いるわけないじゃん…。



何を言えば言いのか、分からず言葉に詰まる私。