教室に戻り、帰る準備をした。

「俊太ー!早く帰ろー!」

教室のドアのところで鈴佳が俺を呼んだ。


「お前ら幼なじみらしいな。」

翼が羨ましそうに聞いてきた。

「そうだけど。なんで知ってるの?」

「鈴佳ちゃんから聞いた。」

「そっか。また明日な。」

「おぅ…」

急いで鈴佳のところに行った。

「ねぇ!俊太くん彼女いないんじゃないの?あの子さ、誰ー?」

急いでるのに桜井ってやつが聞いてくる。

「あっ?彼女じゃねーし。ってかお前に関係ねーだろ。」


桜井は不満そうな顔をして友達のところに行った。


「ごめん、待たせた。」

「ん?全然待ってないし(笑)あ、入学式祝ってことでさ…このあとどっか食べに行かないっ?」

「いいよ。どこ行く?」

「じゃぁ…いつものあそこで。」

俺らは、いつものあそこへ向かった。