「お前・・・」 捨てられたのか。 とはいえなかった。 胸が苦しくなった。 なんで俺と目が合って なんでこんなことになったのかは わっかんねぇけど 今名前のわからねぇコイツは 俺を必要としてる、って思った。 「お前、名前は?」 「琴音・・・。」 「そうか、 琴音な。 俺ん家、来るか?」 最初から俺の家は 父親が仕事でほとんどいねぇから 姉貴と兄貴と3人暮らしだけど あいつ等はあいつ等で 彼氏だの彼女だので 家にいねぇから ほとんど一人ってわけだし 拒否権なんてないわけで。