そして 最期の最後に・・・ ア リ ガ ト ウ と口を動かした ピ────.... と響く機械音を聞いた瞬間 泣き崩れる姉を 支える兄も 医者も 何もかも見えなくなった 琴音の うっすらと微笑んだ表情が 今にも「美咲」と呼んでくれそうで 俺は ただただずっと 琴音の顔をみつめたまま ずっとずっと立ちすくんだままだった。