琴音は 絶対俺しか信じてねぇし 絶対俺の言うことしかきかねぇ 俺にしかはなさねぇ 本当に俺だけだった。 それが すげえうれしくて 嫌で嫌で 仕方なかったけど 俺も いつの間にか 琴音の存在が 愛しくて愛しくて 「お前だけ」になってた。 琴音がいねぇと 心がなんか空いた気分になる。 琴音がいねぇと 琴音の声がきけねぇと 俺が不安で不安で仕方なかった。 ──俺は こんなにも 琴音を好きになるなんて思ってなかった。