Time Trip Love



幼馴染だし、友達だし、
気心が知れているし。

一人で帰るよりは
誰かと帰る方が
それは良いし。

でもやっぱり、
浅はかな期待が
無いでも
ないんだけれど・・。

って、うわ。
何考えてんだよ。
キモいよ。自分。

一回死んで来た方が
良いかもよ?

今日なんか
女として顔ヤバかった
みたいだし。

あー。泣きたい・・。

こんな感じで
自虐に走っている
私を置いて、
灰二はすたすたと
行ってしまう。

置いて行かれ
ないように、
早歩きで
追いかける。

ついでに
隣に並ぶとまでは
いかないけれど、
気持ち横に付く
感じで。