【コメコン】天使の仕事

「ライカ」
「!?」

 呼ばれてハッとする。

「今は物思いにふけっている場合ではない」

「わ、わかってるよ……」

 言い当てられたようで少し戸惑い気味に発する。

「彼らに何か連絡があったようだ」

「!」

 監視させられている男たちに目を移すと、彼らが無線に聞き入っていた。

 しばらくして男たちがおずおずと歩いてくる。

「内容は」

 腕を組んで話を待つベリルに少し視線を泳がせて発する。

「ガキの父親と情報を交換だ」

「! 父さん?」

 喜びで前に出ようとする少年を制止した。

「いいだろう。場所は」

「この先の廃工場に1時間後」