【コメコン】天使の仕事

どういう理由で抜き取ったのかは本人に聞く他は無いが……確認したベリルはモバイルパソコンを閉じて口を開く。

「これは私が何とかしよう。2人はこのまま移動してくれ」

「え?」

 呆然とする2人に彼は続けた。

「情報が漏れていないように装うためだ」

「そうか、それなら仕方ないな」

「それで父さんが助かるんだね!」

 少年に応えるように微笑む。すると少年は鼻息荒くズンズンと歩き出した。

 やる気満々だ。

「彼を頼むよ」

 ライカにそう言ってどこかへ行ってしまった。