とりあえず手錠をかけて2人の男を置き去りにした。

「ねぇ」

「なんだ」

 少年はモジモジとしながら発する。

「おしっこ」

「はぁ?」

 仕方なく小さなマーケットに入ってトイレを借りる事にした。

 そこに、着信を伝える着メロが鳴り響く。

「はい」

<マナーモードにしておけ>

 ベリルの声だ。

「すまん……で、何だよ?」

<丁度良い、そこで今から言うものを買っておけ>