これ以上こいつらから聞き出せることは無さそうだ。

「行こう」

「え、でもこいつらは?」

「聞いても答えないさ。どうせまた追いかけてくるし」

 しかし、ロープ1本で縛っているからすぐに追いかけてくるよな……と考えていると──上から手錠が4つ降ってきた。

「……」

 ここまでくると一緒にいてもいいんじゃないか? と手錠を見つめる。