「ふふふ
あなた
本当に馬鹿ね…
あなたみたいな人がいるなんて…」
死んでない…の私?
「もう
もういいわ…
あなたみたいな人がいるなら私の負けね…」
彼女は自嘲気味に呟いた…
「私は心から信じていた人に裏切られ、サイトの中で吊るし上げられた。
しかも
それはサイト内に止どまらず―
リアル社会にも影響して、実家が名家だったのもあり私は居場所を失った!!
それでその相手に
私と同じ信じている者に裏切られる哀しみを与えてやりたかった!!
でも
もう止めにする…
信頼出来る友達がいるあなたが羨ましいわ…」
私は彼女に告げた。
「江藤さん…
私に招待メールを送信した相手の名は
草抜 亜佐美…」
「……亜佐美?」
振り返る彼女に
携帯電話を拾ってさっき届いたメールを見せた。
彼女は俯いたまま
暫く止まっていた…
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