全く私とは違う反応…
自然と彼女の周囲には人が集まる。
先天的に人を魅き付けるモノを持っているとしか思えない。
そんな彼女を
私はいつも声も掛けられず、羨望のまなざしを向けていた…
私は真面目だけが取り柄の、間違いなくただの地味な女だ。
成績は中の上位。
スポーツも平凡なレベル…
特に出来ない事は無いが―
これと言って何も無い。
いや
問題なのは見た目よりも、気の利いた事も言えない人見知りな性格だろう。
キンコンカーンコン…
始業式前のホームルームが始まる。
「えー
今日から転校生が一人このクラスに入ります。
草抜 亜佐美さんだ
みんな仲良くな!!
…とりあえず
席は空いている窓際の一番後ろだ」
この学校は
一応結構な進学校だ。
その編入試験を合格してきたとすると、かなり成績は優秀に違いない…
それより―
栗色のサラサラな髪に吸い込まれそうな大きい黒い瞳…
それに
透き通る様な白い肌…
かなりの美人だ…
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