私はマリアに今迄の事を一通り説明すると助言を求めた。


彼女は言った―

▽…友達を信じて
友達を大切にして
それが解決への道なのではないかな…▽



信じる?

友達を裏切った人を?
そんな人の為に、私が犠牲になるの?


▽…それでも
あなたまで汚れてしまわないで―

信じ抜く事が重要なのよ…
頑張って
私があなたを支えてあげるから…▽




深夜のメール交換。


私は思う存分に毒を吐いた…

それでもマリアは私の相手を延々と続け、信じる事の大切さを説き続けた―


荒んでいた私の心にも、少し平穏が戻ってきた…



マリア―。
本当に聖母マリアの再臨か?

会話をしていると、段々と自分が情けなくなってくる。



翌朝―


ベッドから起き上がった私は自室の鏡を見てゾッとした。

首の回りの痕が一段と赤くなり、手の形が現れ始めていた!!


もう
あと2日しかない―



一度は落ち着いた心が再び大きく揺れ動く…



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