あと3日…
私は後悔しない結論を出せるのだろうか?
自室でそんな事を考えながら髪を乾かしていると、突然部屋のライトがプッツリと消えた…
そして、背中がゾクゾクと寒くり始めた。
この感覚は彼女が来た!!
「江藤さん…
あなた江藤さんでしょ?
ねぇ!!」
何の反応もなく
異様な気配がする静寂が辺りを包む…
「江藤さん―!!」
「うるさいっっ!!」
叫び声と共に
彼女が目の前に突然現れた!!
そして
彼女は鬼の様な形相で、私を部屋の隅に突き飛ばした!!
「その名前はあの時に捨てたわ…
全てを失ったあの日に、名前も自分である事の全てを捨てたのよ!!」
床に転がる私に馬乗りになると、見下ろす様に言った。
「人間なんて
皆裏切る醜い生き物…
それを
恨んで憎んで何が悪いっ
実際に
私に誘い込まれた6人は全員親友を犠牲にした!!
事実
あなたもそうしようとしているでしょ!!
自分の為なら、他人なんて所詮どうでもいいのよ!!」
彼女は真っ赤な血の涙を流していた―
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