放課後―
私は崎山市の郊外にあるフェリーヌ女学院に向かった。
フェリーヌ女学院は学習環境の整備を唱え、中心部から少し離れた山際にある…
そのフェリーヌ女学院までは、崎山駅からバスが出ていた。
バスに揺られる事約20分―
総煉瓦造りの茶色い校舎が見えてきた。
フェリーヌ女学院は幼稚園から大学まである一環校で、膨大な敷地に校舎が学年毎に建っているらしい。
フェリーヌ女学院前でバスを下車するとそこには、薄いグレーのスカートにピンクのリボンを身に着けた制服姿が溢れていた。
普段なら制服を見ただけで気後れする所だけど…
今はそんな事を考えている場合ではない。
私はオドオドしながらも校門へと近付いて行った―
校門付近には高級車が並び、大半の生徒が送迎されている様子だった。
これだと
声を掛ける余裕もない…
それよりも
生徒達の私を見る目が明らかに見下しているのが分かり、声なんて掛けられる様な状況でもなかった…
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