その日の休憩時間―
トイレに行って教室に戻っていた時…
隣りのクラスの前で廊下にたむろしていた女子生徒の会話が、偶然耳に飛び込んで来た。
「隣りのクラスの転校生ってさぁ
フェリーヌ女学院から来たらしいよ!!」
「フェリーヌから!?
何でうちなんかに?」
え…
フェ、フェリーヌ!?
他の生徒や私が驚くのは無理もない…
フェリーヌ女学院は崎山市内にある超御嬢様学校だ。
しかも
超エリート校で、一流大学の進学は当たり前とされている。
何故
フェリーヌからワザワザ平凡な県立学校に、しかも3年生の途中から?
教室に戻り、亜佐美に直接理由を聞こうと思ったが…
余程の理由があるのは明らかだし、聞くのを止めた。
でも―
今回の事件の謎を解く鍵は、招待メールの送信者にあるのは間違いない。
共通点は送信者の誕生日しかない訳だし…
亜佐美には悪いが放課後、フェリーヌ女学院に行ってみる事にした。
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