一体どうすれば良いのか?
私はバスの中でずっとそれを考えていた。
確かに情報は手に入ったが、それがこんなに重荷になるとは思っていなかったのだ…
ガラッ
「ただいま…」
「おかえり~
今日は遅いのね」
「あ、うん…」
帰宅したのはもう午後7時前だった―
階段の下に鞄を置くと洗面所に行き顔を洗う。
「ふぅー…」
タオルで水を拭うと大きく溜め息を吐いた…
あれ…?
タオルを置き、鏡に映る自分を見て異変に気付いた。
首元に赤い斑点が出来ている―
鏡に張り付いてよく見ると、左右ほぼ対称の位置に5つずつ…
何だろう―?
少し気にはなったが、そのまま放置した。
その夜―
私は受験勉強等出来る心理状態ではなく、ベッドの上に寝転んでいた。
何かまだ分かる事があるかも知れない…
私はあのサイトにアクセスしてみる事にした。
しかし
画面は、残り時間が
後8020分と表示が変わっているだけで特に何も変化はなかった―
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