そして―
その手が
私の喉元に食い込んでいく!!
息が………
意識を失いかけた時、フッと首元の圧迫感が消えた―
「ゲホッゲホッ…
ハァハァ……」
天井のライトが
いつもの様に明るく部屋を照らしている。
い、今のは一体……
床に落とした携帯電話を見ると、電源が入り元のチャット画面になっている…
震える手で携帯電話を拾い上げ、ページを更新した。
これは
尋常な事態ではない!!
ページを更新すると、アールの呼び掛けが続いていた。
▽…大丈夫?…▽
▽…大丈夫?…▽
▽…大丈夫?…▽
▽…なんとか……▽
なんとか
1行だけ入力した。
▽…やはり来たのね。
多分そうだろうと思った。…▽
やはり?
左手で喉元を押さえながら、私の頭は平常に戻りつつあった。
▽…どういう事?…▽
▽…明日直接会いましょう。
事態は一刻を争います。
多分あなたは私と同じ市内の人ですから…▽
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