その時―
いきなり
携帯電話の電源が切れて画面が真っ暗になった。
「あ、あれ?」
そして
部屋のライトがチラチラと点滅し始め―
不意に背後に人の気配を感じた…
一気に室温が低下した様な感じがして、全身が総毛立つ―
な、何!?
この感じは!?
ふと
気配を感じた方向に目をやると…
私のベッドの上に
黒いワンピースを着た女の子が、俯いたまま足を抱えて座っていた!!
私は
余りの出来事に声も出せず、椅子に座ったまま硬直した―
その女の子は
立ち上がると俯いたままで私の方に歩いて来た―!!
私は動く事すら出来ず、必死に首を横に振る―
女の子は私の前に立つと…
長い黒髪を振り乱したまま、髪の隙間から私を上目遣いで睨み付けた!!
透き通る様な肌に
黒いワンピース
長い黒髪…
印象深い女の子の冷たい手が私の首元に回る―!!
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