ベッドに力無く倒れると、ついさっきまで興奮していたのが馬鹿馬鹿しくなってきた…



一気に冷静になった私は、今朝届いたメールマガジンの送信元を確認した。


「…………tis……」


再び
大きい溜め息が出た。


似てるけど―

送信元が違う。
これは偽のメールマガジンだ…



私は
広告メールを無視して、メールアドレスをあっさりと変更した。


元々メル友なんていないし、Fの登録の変更すれば特に問題なかった…


あ―
今は1人亜佐美がいるか…

明日学校で伝えよう。



「裏Fなんて
噂だけで存在しないのかも知れない…」


そう呟きながら
私は受験生のサークルに書き込みをした…



▽…こんにちは!!


昨夜話題になっていた
裏Fのメールマガジンが届きました!!


迂闊に登録すると
広告メールの嵐に遭遇します…

送信元を
よく確認して下さい…▽


私は
携帯電話を閉じた―



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