「…誰がモテるって?」




ベッドに寝ながら、顔だけをこっちにむけた
俺様が、意地悪な笑顔を見せる。




絶対分かってて言ってる‼




でも意地悪な笑顔に、胸がきゅんってなる。





「見とれてんの?」




…ナルシー。




確かに見つめてたけど…。




でも素直じゃない私は、どうしても意地をはってしまう。





「…見とれてませんけど?」



「へぇ。じゃあモテてんのは?」



「し、知らな~い」




~♪~♪



「ちっ…誰だよ」



仁は、寝ころがったまま携帯を開いた。