エージェント・レイ‐狂人の島‐

村の中程まで進むも、特に人の気配はない。

既に村は無人と化しているのだろうか。

外れかけた小屋の扉が、風でギィギィと音を立てるのみ。

それ以外は物音一つしない。

「…あ」

私はそんな中、進む先に目的のものを発見する。

井戸だ。

昔ながらの、水桶を投げ込んで地下水をすくい取るタイプの井戸。

きっとあの井戸に、島民達が暴徒化した手がかりがある筈。

私は井戸に駆け寄ろうとして。

「…!…アシュリー!」

突然レイに押し倒された!

同時に響く、1発の銃声!