エージェント・レイ‐狂人の島‐

そういえば、警察署で遭遇した警察官の暴徒達も、頭部を撃たれる事で絶命していた。

もしかしたら、暴徒化した者は頭部が弱点なのかもしれない。

同じ事に気づいたのか、レイもまた銃口を大男の頭部に向ける。

立て続けに、頭部への狙撃!

まるで爆発するように、大男の頭部から血が噴き出す。

1発受ける度によろめく巨体。

そしてショットガンに装填していたショットシェルが弾切れを起こすと同時に。

「………!」

大男は昏倒、そのまま山の斜面を転がり落ちていった。

…完全に大男の姿が見えなくなったのを確認して。

「ふぅ」

レイは銃口を下げた。

「レイ!」

私は彼に駆け寄る。

胸の傷から酷い出血。

しかし。

「大丈夫、かすり傷だ」

彼は気にする事なく、再び山道を歩き始めた。