エージェント・レイ‐狂人の島‐

傷で言えば大男の方が重傷だというのに、それを全く意に介さない様子で、大男はレイににじり寄る。

「……」

ポンプアクション(ショットガンにおける作動方式のひとつ)で次弾を装填しながら、レイは再びショットガンを構えた。

まだ出血は止まっていない。

しかしそれすら気に留める事なく、大男に発砲!

1発、2発、3発!

胴体に連続して命中させられ、体をのけ反らせはするものの、大男は倒れる事はない。

不死身なのではないかと疑ってしまうほどの異常な耐久力。

もう胴体は大穴が開きそうなほど抉れているというのに、大男はそれでも足を止める事はなかった。

「化け物め…!」

苦し紛れに、レイが4発目を発砲する!

その4発目が偶然大男の頭部に命中し。

「!!!!!!」

大男は、苦悶するかのような動きを見せた。