エージェント・レイ‐狂人の島‐

「わかった」

近くの岩陰に身を隠そうと走る私に。

「!」

唸り声を上げ、大男はチェーンソーを振り上げる!

彼は最初の標的を私に決めたらしい。

しかし。

「!!!!」

大男の背中に、レイがショットガンを撃ち込む!

まるで爆ぜるように、大男の背中から鮮血が噴き出した。

比較的近い距離からの12ゲージショットシェルの直撃。

並みの人間なら1発で絶命している。

無論、大男も大きく上体をよろめかせるものの。

「チッ…」

レイが舌打ちする。

倒れる事なく、大男はレイの方に向き直った。