エージェント・レイ‐狂人の島‐

警察署から無事脱出し、暴徒達も撒く事が出来た。

私とレイは建物の陰に身を隠す。

しゃがみ込んで呼吸を整える私。

レイは流石だ。

陰から周囲を警戒している。

呼吸を乱した様子もない。

「アシュリー、井戸の場所は分かるか?」

レイの問いかけに、やっと呼吸を整えた私は顔を上げる。

「この島の一般家庭は、地下水を汲み上げて蛇口から使用しているから…井戸の源流はもう少し山の方に向かわないと…」

「そうか」

拳銃を右大腿部のレッグバッグのホルスターにおさめ、レイは肩にかけていたショットガンを手にした。

「行こう。あまり時間をかけていても、事態は悪化するだけだ」