しばらくするとトモが帰ってきた。 なんだか機嫌が良いらしい。 「一年生に声かけられちったよ〜」 「へー。どんな子??」 ボクは定期を見つめながら言う。 ちょっとだけ期待をしながら。 「ん〜…、小柄で…髪が長くて〜…」 「へーっ…」 「あ、見に行く?(笑)」 「べつにいいよ(笑)」 否定していたが無理矢理教室からトモに引っ張られ、一年生を見に行くことになった。