まさかあの…女の子?



と思ったボクはガバッと起き上がる。



……………もしかすると




……………もしかする…と





「………………。」




「あのぅ…。今日の入学式で落としましたよ…ね?」



目の前にはイカつい柔道部員。





「…………あ、はい。」



話す気力も無くなる。


なんで柔道部なんだ。





「これからは気をつけて下さい!失礼しますっ!」



まわれ右をした柔道部員は、


かけ声を出しながら走っていった。