「……ってなことがあったのさ!!!」
「……………へーっ……」
ガヤガヤと騒がしいお昼の教室の中。
ボクと親友の『 トモ 』が机をくっつけてお昼を食べている。
「もうね…やばかったよ…あの笑顔…。なんというか…暖かくてさあ…!」
「ふぅーん………ズココォォ。あ。もう無くなった。」
「ちょ、聞いてる?」
「うん。」
「…………。」
ボクは机にほっぺたをくっつけながら
さっきの女の子を思いだす。
「……可愛いかったなあ。」
「そんなに好きならアドレスでも聞けばいいじゃん。」
トモはゴミをまとめながら言う。
「トモは…背高いし、かっこいいからいいじゃん。…ボクなんか…」
そう、トモはかっこいいのだ。
長年付き合ってきたが、かなりモテる。
「まあ、お前のその服装じゃどうかな(笑)」